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LIVE goes on

主にライブの感想をブログに書いてます。便宜上敬称略で文章は書いております。

LUNATIC FEST. 狂おしき2日間~前編~

V系 ライブ ロック

LUNA SEA主宰のロックフェス
"LUNATIC FEST."に行ってきました。

 

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「狂おしき、史上最凶のFES.」

という謳い文句である今回のフェス。

普段フェスに出ないようなバンドが多数出演するとあり注目度が非常に高いイベント。
ただの90年代V系懐古と思うなかれ、
今を彩るバンドも多数出演。

長時間に及ぶものでしたので観たバンドを中心に軽く振り返りつつ記事を1日目と2日目に分けて感想を書きたいと思う。この記事は初日編。

 

s-hrhm.hatenablog.com

 


6/27 DAY1

出演順に
LUNACY,9mm Parabellum Bullet,the telephones,TOKYO YANKEES,coldrain,LADIES ROOM,SIAM SHADE,Fear,and Loathing in Las Vegas,DIR EN GREY,DEAD END,X JAPAN,LUNA SEA

エクスタシー…ギラギラ感…

○LUNACY
LUNA SEAがインディーズの頃に名乗っていたバンド名。
つまり、ビジュアル的には一般人が想像するあのV系の姿の時代のメイクで登場。
特にINORANは近年のhyde(L'Arc〜en〜Ciel)のようなドレッドスタイルで登場し会場にどよめきが。

"CHESS"や"MECHANICAL DANCE"
というような初期楽曲が披露され会場はまだ11時だというのに熱狂の渦に。

ここから2日間体力もつのかと心配になるほどだ。

このフェスに参加して自分の体力の衰えひしひしと感じたことがある。
中学生の時とか5時間ぶっ通しでスタンディングいても水とかいらなかったのにとか思いながら…


9mm Parabellum Bullet
武道館や横アリをも埋める人気バンド。
多数のフェスにも出演しているライブバンドである。私は初見。
一曲目の"Discommunication"からモッシュが発生。何度もいう、まだ11時台…

また途中"Cold Edge"ではJが飛び入り参加。
こういうのも主催フェスならでは。大変な盛り上がりでした。(まだ2組目だぞ…)


the telephones
今年のさいたまスーパーアリーナ公演で活動休止ということで観ておこうと思った1組。
ダンスロックというのが正しいのか、ビールを飲みながら(まだ昼間だが)観ているのが非常に楽しかった。あのようなジャンルのバンドももっとあってもいいなと。


○TOKYO YANKEES
本日最初のエクスタシー軍団。

本日の出演者で
セックス、ドラッグ、ロックンロールが似合うのはこのバンドではないかと。
"Ace of Spades"なんてこの男臭いバンドがやるからこそ熱いものがあった。
途中でPATA(X JAPAN)も登場し、ハードロックな時間が展開された。
自分がMOON STAGE側に居たとは思えないくらいには音圧があった印象。


○coldrain
海外でも活躍するバンド。
1番最初のアルバムを聴いたことがあるくらいで最近はノータッチだったが
今回の1曲目の
"THE REVELATION"を聴いた時に
グルーヴ感、ノリが更にスマートになっておりビックリした。ゴリゴリというよりはどこかに賢さを感じるのが彼らの音。

ある意味デカイ収穫。こちらも遠目に観ていたため、もっと前で見ればよかったかなと思わされた。

 


○LADIES ROOM
またまたエクスタシー軍団。
百太郎の色気が抜きん出ているところが何よりも凄い。声も衰えていない。
ロックボーカリストは喉を壊しやすいが、この現役感は凄い。

1曲目が"Anarchy in the UK"というのがまた無敵バンド*1を彷彿とさせる。


ベースのGEORGEもどっしりと構えベースをかき鳴らしているところに貫禄を感じた。
しかし、このGEORGE、後ほど大暴れします…
途中でRYUICHIが出てきて"酒と泪と男と女"を披露。大人の2人が歌うことによってさらなる色気を発していた。


SIAM SHADE
90年代を駆け抜けたバンドの一つ。

技術で魅せるバンドという前評判通り、流石の安定感。
正直、曲は"1/3の純情な感情"くらいしかわからなかったのだが(ごめんなさい)
DAITAのギターが生で観れたのでそれで満足。上手かった。
真矢が途中で乱入して1/3のさわりだけ歌っていくのは面白しかった。
この乱入の緩さ加減は真矢ならでは。


Fear, and Loathing in Las Vegas
今回のフェスにおいて最年少のグループ。
実はアルバム何枚か持ってたりする…
エモスクリーモというジャンルに入るのでしょうか。
エレクトロなピコピコ音とギターのサウンド、ツインボーカルが特徴的。今勢いがあるバンドの一つ。

中々ないスタイルのツインボーカルパフォーマンスは一際目立っていたように見え、とてま新鮮に映った。


DIR EN GREY
今や日本を飛び出し世界にコアなファンを増やしつつある彼ら。
一度ハマったら抜けられない世界観が彼らの最大の持ち味。

最新アルバム"ARCHE"の曲が多いものの独自の世界観を持ったライブステージはここまでの出演者を圧倒するものがあった。流石は場数が違う。
MVも地上波では流せないほどのグロテスクなものが多いが、"朔"の時にはバリバリ流れていてその世界観に拍車をかけていた。

"激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇"や"羅刹国"といった激しい楽曲ももちろん
途中SUGIZOがヴァイオリンで途中参加した"空谷の跫音"こそ、彼らの世界観を見事に表現できる最高のステージング。闇、浮遊感、幻想感。この楽曲に全てが詰まっていたように感じた。
とはいえSUGIZO、ここからX、LUNA SEAと続くはずなのに…

ちなみに小ネタとしてToshiyaのベースにWUMFと書いてあったのにニヤリ。(流石はJスレ)


○DEAD END
レジェンドのパフォーマンス。もちろん初見である。
鬼気迫るMORRIEのボーカルがいかに後輩バンドに影響を受けていたかがよくわかる。
あとは、オーラと色気がすごい印象を受けた。先ほどのLADIES ROOMの百太郎と同じように皆さんいい意味でエロい。

途中でRYUICHISUGIZOが飛び入り参加して一番の名曲と名高い"SERAFINE"を披露。
DEAD ENDのベスト盤を以前に借りた時に一番気に入った曲を聴けたのはラッキーだった。あの大空を飛んでいるかのような世界観がすごい好みである。
それにしても、SUGIZOまさかの4ステージ連続出演。大丈夫なのか…


X JAPAN
ここまで5分ほどの押しで進行するというフェスとしては異例のスケジュール通りに進んでいたが、大方の予想通りここで大崩壊。
客電落ちてもまだかまだかと焦らしてくるところが彼ららしい。まあ、ほとんどの人は慣れているか…

だが、いざ出てきたら圧倒的なオーラを放って押してるとかどうでもよくなってしまう空気感(いや、まあよくはないのだけども)

"Rusty Nail"のイントロの電子音だけでキター!感が出てくるのも飼いならされてる証拠なのか…?いや、それでもいいさ。

"紅"のような誰もが知っていて歌える曲があるバンドはやはりフェスでは強いなとも改めて思えてしまった。自然発生的な大合唱がまさにライブ感がある。

さらに特筆すべきトピックは
中盤で新曲"Kiss the sky"のレコーディングをやってしまうなんて、彼らくらいだきっと。前代未聞過ぎる…く、狂ってる…(尚更アルバムを早く出して頂きたい)

"X"では久々にHIDEの

「跳べ!跳べ!跳べ!跳べ!跳べ!」

の映像が流れ、会場のボルテージも最高潮に。改めてHIDEは偉大だなと感じた瞬間。

あっという間に"無敵"な時間は過ぎ去っていったが
X JAPANが終わった時点で終了予定の15分くらい前で、会場にはチラホラと帰る人も居たので、一気に現実を見ることに。ホテルを取っておいてとよかったと思う。真面目に。


LUNA SEA
さて、いよいよ主催の登場です。
ちなみに、(当たり前のように)30分ほど押してスタート。
ここにいる人たちはもはや後の時間は気にしてないか諦めた人が大半ではあった…はずだ。(いや、諦めた人は泣いてるよ…)

SE"月光"が流れて"LOVELESS"からスタート。
前回のツアーでは"Anthem of Light"や"Dejavu"からスタートすることが多く"LOVELESS"スタートは久しぶり。やはり、この楽曲が最初には相応しい。

ただ、RYUICHIの喉の調子が
冷凍庫にいても倒れなかった人が
武道館で全曲披露ライブを行った人

本人曰く
「最初から大声を出しすぎた」らしいが、あんなに苦しそうに歌い上げるRYUICHIを観るのは初めて驚いた。
彼も人間なんだなと(どんなやつだと思っていたのか)

次の日に得た情報では
喉は出血しており、本当は歌えるような状況ではなかったらしい。
プロ意識というのか、意地というのか…歌からは魂を感じた。

中盤ではHIDEのカバーで"ピンクスパイダー"を披露した際には会場は悲鳴にも似た歓声。
誰しもがトリビュートでカバーした"SCANNER"をやると思ったらあの有名なイントロが流れてきてビッグサプライズ。

「HIDEさんが後押ししてくれた」

クッサイMCで誤魔化していたがこの曲の時は本当にそのように感じた。苦しそうに歌っていたRYUICHIが表情豊かに歌っていたのだから。奇跡って意外とあるのかもしれない。天からHIDEがパワーを与えていたのはあながち間違いではないくらいこの曲の時は楽しそうであった。

小ネタとしてドラムのサウンドチェックはSIAM SHADE淳士が行う、ニクい演出。真矢さんと彼が師弟関係であるのは有名な話であるが、それを生で見ることになるとは…この演出、ニクい(しつこい)

 


○ENCORE
ここで
終電で帰ろうとしていた人たちにさらなる悲劇?
演奏前のMCではLADIES ROOMのGEROGEが泥酔状態でLUNA SEAの面々を集めるも、グダグダに。(酔ってるから)
また、ここで押してしまいましたが、
この感じがエクスタシーな感じなんだなと。お祭りなんだなと。(そう思うしかない)

LUNA SEAを含め本日の出演者が多数出てきての"PRECIOUS..."をセッション。
MORRIE、Toshl、RYUICHIが一堂に会している姿なんて、もう二度とないのではないか…

そもそもこの3人がボーカルを務めた
DEAD END、X JAPANそしてLUNA SEAは1度は"死んだ"バンドであって、今再び動いていること自体が奇跡。世代ではない私からすれば本当にありがたいフェス。

更にYOSHIKIはHIDEのイエローハートギターを持って登場。盛り上がらないわけがない。

最後はLUNA SEAの5人で"WISH"を披露して1日目は終了。
この時点で1時間以上終了予定を押していたのでお察し。別にいいんだそんなことは。(よくない)

文:Shun

*1:無敵バンド:90〜92年まで開催されていたエクスタシーサミット内において結成されていたセッションバンド。2008年のhide memorial summitにて久々に復活した。

LUNATIC FEST. 狂おしき2日間~後編~

V系 ライブ ロック

LUNA SEA主宰のロックフェス
"LUNATIC FEST."に行ってきました。

 

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「狂おしき、史上最凶のFES.」

という謳い文句である今回のフェス。

普段フェスに出ないようなバンドが多数出演するとあり注目度が非常に高いイベント。
ただの90年代V系懐古と思うなかれ、
今を彩るバンドも多数出演。

長時間に及ぶものでしたので観たバンドを中心に軽く振り返りつつ記事を1日目と2日目に分けて感想を書きたいと思う。この記事は2日目編。

 

s-hrhm.hatenablog.com

 


6/28 DAY2
出演者順に
LUNACY,凜として時雨,ROTTENGRAFFTY,minus,AION,KA.F.KA,MUCC,[Alexandros],GLAY,D'ERLANGER,BUCK-TICK,LUNA SEA

多少の疲労感も残りながらも頑張って気合いを入れるー!!!!と始まった2日目。
最後は笑顔が待っていた。


○LUNACY
前日同様オープニングはLUNACYからスタート。
前日のLUNA SEAの際のRYUICHIの声が本当にしんどそうだったのがとても心配だったが、そんなことは吹っ飛ぶような吠えっぷり。(この人やっぱり人間ではない)

 


凛として時雨
X JAPANLUNA SEAをこよなく敬愛するドラマー、ピエール中野が在籍するバンド。
なによりもテクニカルな演奏が魅力。狂気さがそこに現れているのが特徴。

TKの最後の吠えっぷりも狂いっぷりも最高であった。
2組連続で吠えてばかりだ。まだ昼前だというのに…
何よりもモニターも使わず音と光だけで勝負してきたところ。最高だ。


○ROTTENGRAFFTY
ライヴハウスが似合うバンドだなあと個人的な印象。
"THIS WORLDではJが乱入し更に熱狂に拍車。

拳を突き上げたくなる楽曲が多かった。
"金色グラフティー"の盛り上がり方も箱の中にいるような密集具合で、ライブバンド然としていた。

ここで少し小休止。
お昼ご飯を食べなくてはならない。前日に痛感した。ご飯と水が人間には1番大事だと!!!


minus(-)
ニューウェーブ、トランスと表現するのが正しいのか、普段ロック畑にいる私にはとても新鮮に映る。

途中のダンスといい、観た人は間違いなく印象に残ったであろうこのユニット。
SOFT BALLETも異彩なグループだが更にそれを昇華させたこのユニット。面白い。
実に不思議な時間だった。


○AION
開演前ベースのローディーとしてJさんが登場。
以前AIONのローディーを務めていたJさん。
前日からこういう細かい演出がニクい。
ライブの方は
フェスに全曲新曲というベテランバンドなのに挑戦的な内容。
ボーカルのNOVの声量も圧倒的。しかもただ吠えるだけではなく、聴かせるところはあるがっちり聴かせてくるところがベテランのスキルを感じざるを得なかった。

IZUMIの超絶ギターも流麗で音が爆発とはこれのことで無いかと。
2日間でもっと聴きてえと本音が思わず漏れたのはこのAIONなのは間違いない。


○KA.F.KA
土屋昌巳を中心に結成された"新人"バンド。
新人バンドは名ばかりで
ウエノコウジ(the HIATUS)、宮上元克(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)、森岡賢(ex.SOFT BALLET)と錚々たるベテランの集まり。森岡氏はminus(-)にも出演しており本日大忙し。

何やりもこのバンド、表現力が桁違い。
ボーカル"Issay"のゴシック感。
楽曲のインダストリアルな雰囲気は2日間の出演者の中では異色の存在であった。
SUGIZOが途中でてきてJoy Divisionの"Transmission"をカバー。(あり得ん、豪華すぎる。)

初見なのにAIONに続き引き込まれてしまった。世界観はこちらの方がマニアックであるが。
フェスはこういうことがあるからおもろしろいのだけども。


MUCC
個人的にライブが大好きなバンドだが
実に4年ぶりくらいに観る。時が経つのは早い。
近年の彼らは電子音を取り入れたりと新たな道を切り開いているようだが、むしろそのオルタナティヴ感が以前の暗い印象を取っ払って誰しもが楽しめるバンドになりつつある。

それでもライブのテンションの高さは随一。ここが変わってなくて安心した。

"蘭鋳"では本日初のモッシュが発生。
フェスなのに全員を座らせ、SATOちのカウントで一斉にジャンプさせる定番のノリももちろん披露。これがこの曲の1番楽しいところである。

「お前らの顔 全員覚えて帰るからな!
このMC言うの2回目!1回目はムックのファーストライブ!

一つわかったことがあるおれは全員の顔覚えられない!笑
だから、ムックというバンド名だけでも覚えて帰ってください!」達瑯

RYUICHIの伝説のMCフレーズを使って大満足な逹瑯の表情は凛々しかった。

実はこのMCに関するムックのおもしろエピソードが存在する。
インディーズ時代にライブでこのMCを真似した時に
観客からやめてーと悲鳴があったとか無かったとか。
今回は悲鳴ではなく間違いなく、笑いだった。(それでいいのか?!)


○[Alexandros]
武道館クラスを埋める実力派バンド。
1度観てみたかったので(っていうバンドばかりだけど)
"starrrrrrr"のような
[Champagne]時代の楽曲も披露してくれたことが個人的にはなりよりも有り難かった。
正統派ブリティッシュロックのエッセンスを持ちつつも現代のデジタル要素をとりいれているところが彼らの楽曲の聴きやすさと心地よさ。
そして、何よりもボーカルの川上洋平、上手い。高音を外さないところが安心して聴いていられる。

"ワタリドリ"はこれからも名曲として残る一曲として太鼓判を私は押したい。
ああいう大仰なアンセムがロックバンドにはやっぱり必要だ。

小ネタはMCで
LUNA SEAに初めて触れたのは小学生の時です!」と言っていたこと。
同じだ。だが、私が触れた時は既に彼らは幕を下ろしていたが…やはり今、この時が奇跡だ。


GLAY
東京ドーム2days以来のGLAYスタンディングで観るのは実は初だ。
HISASHIとJIROがステージを動くたびに客が右往左往にモッシュする感じがなんともスタンディング感満載だった。

何よりも、一曲目はまさかの"HEAVY GAUGE"
こんなの、いつ以来のフル披露かぐらいの。どちらかといえばマニアックな楽曲の一つ。
勝負を仕掛けてきたなという印象を受けたがやはりGLAYはライブでこそ爆発するバンド。

"誘惑"、"口唇"、"月に祈る"、"彼女の"Modern..."といったライヴでの鉄板アッパーチューンを緩急なく畳み掛けるセットリスト。柵の近くというかなり前の方いたためにしんどさもあったが何よりも楽しいと思えた。
中盤ではLUNA SEAの"SHADE"をカバーしたり、HISASHIが"JESUS"のワンフレーズを弾いたりと先輩をリスペクトしつつも遊び心を忘れないのがGLAYの良いところだ。

大きなお姉さんに裏拳を食らって(マジ話)
割とまともに死にそうになった私はここで戦線離脱し後ろの方へ。

 


○D'ERLANGER

「何百人じゃないよね…何千…なんでもないよね。何…万人だよね!!!幕張!!!」 KYO

伝説のバンド、デランジェ
kyoのボーカルは色気があって、SHEELAのベースはうねりまくる。
妖艶さだけではなく、CIPHERのタイトなギターとTETSUのパワフルなドラミングが独特のノリを作り出している、まさに唯一無二な演奏を魅せられた。

私もINORAN経由でD'ERLANGERを知ったクチであり、アルバム"LA VIE EN ROSE"は擦り切れるほどに聴いたが、ライブを観るのは初見で興奮を抑えきれなかった。

途中"やはり"INORANが登場し、"LA VIE EN ROSE"ではWギターでセッション。
ファン垂涎もの。何よりもINORANの笑顔が羨ましい。これぞ、企画会社のフェスではなく、バンド主催フェスの良い意味での緩さである。


BUCK-TICK
イメージというかとっつきづらさから曲は数曲しか知らないという状況で観た彼らのステージ。

とても衝撃を受けた。
まず、"惡の華"や"スピード"と言ったヒット曲でドカンと盛り上げるのではなく、今現在の彼らの姿をまざまざと魅せつけるかのような重厚なステージング。
バックの映像と奏でる音のシンクロで観るものをBUCK-TICKの世界へと一気に引きこんでいったのに圧巻であった。

途中"ICONOCLASM"ではJが出てきてセッション。この曲のトリッキーなリフはクセになる。
完全に重低音どころか自分の全てがバクチクであった。

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(これこれ)


ラストの楽曲"無題"
タイトルに相応しく、そこは宇宙的とでもいうのだろうか、幕張メッセという場所を忘れさせるような、妖艶な櫻井敦司のボーカル。
シャウト、クリーンボイスも全て魔界から来たかのような雰囲気を持つ彼の声は是非とももう一度聴きに行きたい。

ここまでで5分押しという素晴らしいスケジューリングできたが、ついにここから(案の定)30分以上押してしまう。(そんなことはどうでも…よくない。翌日は平日…)


LUNA SEA
前日のレポを読んでくださった方は分かると思うが、RYUICHIの喉はもはや、崩壊寸前というところまできていたはずだ…
朝も思ったが、やはりここでも彼はプロとしてやり遂げてしまった。

しかも、
1曲目からセットリストもガラッと変えてきた。
"DESIRE"、"TRUE BLUE"とヒットナンバーを盛り込んできたのはやはりデカイ。初めて観た人でも盛り上がらざるを得ない。

前日に続きhide楽曲カバーもあり、更に曲目は"ROCKET DIVE"を披露した。
きっと、満身創痍だったはずだ、もちろんRYUICHIだけではなく、他のメンバーも。
観ているだけでその心意気に否が応でも応えたくなる。
そんな渾身のステージは"ROSIER"でLUNA SEAの本編は幕を閉じた。


○ENCORE
前日に引き続き、残っている出演者が出て来て"BELIEVE"をセッション。
前日がレジェンドの集まりだとしたら、今日はLUNA SEAを慕う者の集まりのような雰囲気がステージから感じられた
特に逹瑯は目一杯の笑顔で歌っていたし、ソロはもちろんといわんばかりに堂々とHISASHIが弾いてたし、ピエール中野はドラムを叩くのではなく、スティック振り回しながら煽ってるわで、如何にも祭りのような雰囲気であった。皆が楽しそうであればやはり観ている方も自然と楽しくなってしまう。
そして、
全力の「I Wish!!!」幕張メッセにこだまし、2日間の狂おしき、奇跡のFESは幕を閉じた。


○あとがき
3/14に大阪城ホールでこのフェスの開催が発表されてからあっという間の3ヶ月。
構想自体は数年前からあったらしく、実現までに多大な時間を要したが、間違いなく、狂乱の宴であったことに間違いはない。

特に私みたいな世代がズレている音楽ファンには堪らない豪華布陣であり、普段フェスに出演しないようなアーティストまで出演したりといろいろな発見があったフェスであった。
また、このような奇跡の宴が来ることを願う。

文:Shun

GLAY 10年ぶりの東京ドーム公演

ブログ ロック

昨日東京ドームで行われたGLAYの東京ドームライヴに行ってきた。

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GLAYが東京ドームでライヴを行うのは10年ぶり。
何よりも、10年たっても東京ドームを満パンにできるのが凄いことである。

実際にステージ裏も解放、2階席の奥までびっしりと埋まっていた。
本当にファンに愛されているバンドであると改めて痛感する部分だ。(かくいう私も大好きであるが。)

 

これもGLAYのすごいところであるが、
東京ドームだというのに開演が10分も押さずに始まった。
2日目は中継も入っていて5分も押さなかった…流石としかいいようがない。

大箱であればあるほど、準備や入場に時間がかかったりするのにも関わらず
アリーナクラスやスタジアムクラスでもあまり押さないところがGLAYのいいところだ。
もちろん我々観客側も意識して早く入場するから出来ることでもある。

 

当たり前のようで当たり前にできないことというのが存在する中で
ファンもスタッフもメンバーもみんなで作り上げるのがライブだと言わんばかりに体感できるのがGLAYのライブ。
何度も足を運びたくなるエネルギーがある。

TERUがMCでよく

GLAYのライヴにまた帰ってきてね!!!」

と言っているが、正に帰りたくなる場所と言って間違いない。

 

このバンドの優しさが滲み出た演出として
登場はメインステージではなく、
気球に乗ってメンバーがアリーナ後方からメインステージに向かうという粋な計らい。

気球というのが2階席の人たちにもしっかり見えるという点で物凄く良いと思った。

 

思い返せば...
2012年の長居スタジアムでも後ろの方の座席であったが
スタジアム一周花道があってメンバーが縦横無尽に走り回っていたことをふと思い出してしまった。
GLAYにダメな座席はない。私はそう信じている。

 

「10年後、このジャケット取りにこのステージ戻ってくるから!」

 

2005年の"WHITE ROAD"TOURにおいてTERUが残したメッセージ。
それからのGLAYは辛いことがたくさんあったにも関わらず、一歩一歩着実にファンと向き合って、約束をしっかりと果たす日が遂にやってきたのだ。男だ、彼らは。

 

ライブは勿論ドームというフィールドを大いに使用した特攻や演出のオンパレード。
1曲目の"HEROS"から銀テープが飛び出て来たり、"everKrack"や"浮気なKISS ME GIRL"では小ネタを挟みまくったモニター映像もエンターテイメントに溢れていた。

 

中盤には指揮者の溝口肇氏率いる生オーケストラも登場し
往年の名曲
"pure soul"
"つづれ織り~so far and yet so close~"
"軌跡の果て"
を披露。


溝口氏は10年前のドーム公演でも一緒にステージに立っている。とても感慨深い瞬間。
このパートのトピックは歌詞をビジョンに映し出すというところである。
GLAYが今伝えたいところはしっかり伝えたいという意図がここに現れているのではないかと。

 

アンコールでは観客としてドームにいた、10年前のサポートキーボーディスト
斉藤有太氏が飛び入り参加して
"さくらびと"
"HOWEVER"
を披露。

 

「なんか嫌な予感がしたんだ。関係者席の座席を聞かれたんだよね。普通、関係者席ってそんなこと聞かれないじゃないですか。変だなと思ってたら・・・」

 

真面目なサプライズだったようである。

個人的に久々聴いて楽しかった"SHUTTER SPEEDSのテーマ"。
GLAYのライブではコーラスを担当することが多いベースを弾きながらJIROがボーカルを取るライブでの人気ナンバー。アンコールで持って来ればそりゃあ盛り上がらないわけがない。

 

大切な東京ドーム公演の最後を飾るのは"MUSIC LIFE"
過去20年間のGLAYの軌跡がモニターで流れながら演奏。
一人一人GLAYに出会った当時の思い出を振り返ることができるとてもいい演出であった。

 

やはり、今回のGLAYのライブにもすごいパワーを貰った気がする。
心温まるロックバンドとしてGLAYは間違いなく唯一無二である。

 

文:Shun

水樹奈々 LIVE THEATER 初のアコースティックライブ

声優 ライブ

「いつもならここで『盛り上がってるかー!』と言うところですが……皆さん、よろしくて?」 水樹奈々

 

みなさま明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

 

今回は水樹奈々のアコースティックライブへ参加してきました。

 

アコースティックライブでさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードを使うという前代未聞のライブ。少なくとも、アコースティックライブをやるような環境ではありません。まず、バカでかい。

 

 

そして、アコースティックというフレーズを聞いてどうなんだろうと。

「普段のバンド形式ではないのかなー」

といろいろな妄想を膨らませておりましたが、会場に入ると3つ程のサブステージや様々な仕掛けが散りばめられているではないか。しかも、メインステージは教会を模している。

 

これは、大仰なことになりそうだ…

 

いざ始まれば、オルガンの演奏とともに"Trinity Cross"という斜め上の選曲。会場が大いにどよめく。

 

LIVE THEATERと題されている通り、ミュージカル形式でライブは進んでいく。

音と声だけで勝負するという新たな挑戦だ。

 

特筆すべきは

ピアノと歌だけで披露した"PHANTOM MINDS"や

ゴスペル隊を引き連れて披露した"SCARLET KNIGHT"。

まさに声で勝負するというのを大々的に表現していた。普段ではできない試み。非常に面白く、改めて彼女の声量と表現力に圧倒された。

 

中盤にはスペシャルゲストとして

Suaraと"深愛"

保志総一朗と"Crescent Child"を披露。

声と声のコラボレーション。これもアコースティックなチャレンジの1つだろう。

 

「新しいことにチャレンジしたかった。」水樹奈々

 

"Orchestral Fantasia"ではタップダンスを披露。彼女は本当にエンターテイナーであり、必ず斜め上を行く

いつまでも目が離せない、いや離せなくなってしまうのだ。

 

アコースティックなチャレンジの他、水樹奈々のライブで1番重要な"一体感"。もちろんこれも彼女は忘れない。"Song Communication"などはまさに会場が一体になった瞬間だろう。

 

アンコールではやっぱりというのが正しいのか

バンド形式で"禁断のレジスタンス"や"エデン"を披露しいつものように会場は大盛り上がり。

 

そんないろんな色が詰め込まれた挑戦的なライブは"Tear's Night"で幕を閉じた。

 

いろいろなチャレンジをし続ける彼女。2015年も益々見逃せない。

 

文:Shun

 

 

エデン

エデン

 

 

 

LUNA SEA THE LUNATIC TOUR 熱気が溢れる横浜アリーナ。

ロック ライブ V系

「ヨコアリハマーナ!いい塩梅か~!!!」SUGIZO

 

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ということで、2日ぶりのLUNA SEA行ってきました。

 

s-hrhm.hatenablog.com

 2日前の感想は上をクリック。


こんな短いスパンでLUNA SEAに行くのは昨年の武道館6daysの時以来。
あの時は同じ会場だったのでまるで学校に通うかの如く…

 

一昨日は若干不完全燃焼感が全体的に漂っていたのとは大違い、

開演前から熱気が溢れていた。

(見違えるほどの熱気でスモーク炊く前から会場が霞んでいたレベル。)

観客の歓声も煽りも一昨日とは全然違う。
熱気が溢れていた。とにかく。(2回目)

 

スタートはさいたまと変わらず"Anthem of Light"
このような明るい曲で始まるとなぜかわからないけど希望が持てる。

 

"LOVELESS"のような幻想的な始まりの方がいかにもLUNA SEAっぽいですが、
"Time Has Come"のような明るい曲もライブって感じかして個人的には好きである。

その後も定番曲が続いたが、やっぱりノリって大事だなあと痛感。盛り上がりが違います。

 

そして、今回の注目ポイントはまさに、アリーナ2公演共に新曲が中心のセットリスト。

ドラマに使用された"乱"は音源だと歌謡曲全開なのだが、ライブではイントロに印象的なギターが加わり、ロックにアレンジがされていたりした。これぞ、ライブ。

 

そして、まさかアリーナで披露するとは思わなかった"Lost World"。
『Thoughts』収録のRYUICHI曲。

RYUICHIアコースティックギターを持ち何かと思ったら、ギター3人体制の豪華な感じで披露。
浮遊感、幻想感、サビのディレイがなんともLUNA SEAっぽい楽曲であるが、
REBOOT後のミディアムチューンでは個人的に一番好きな楽曲をここで披露してくれるとは!

 

10年間ソロで様々な活動をしてきたRYUICHIの歌は訴えかけてくるものが違う。特にミディアムチューンやバラードチューン。
穏やかに歌ったかと思えば、"Glowing"では地を這う者の如く狂っていたりする。
独特なボーカルスタイルばかりに注目がいくが、彼の歌はライブでこそ映える。

楽曲が定番であってもそういうところが見所だったりする。

 

本当にマンネリセトリと言われ続けていますが、この2公演は割と挑戦的なセトリだったかなと思う。
『A WILL』中心で、新しい曲をたくさんやってくれるのはやっぱりファンとして嬉しいかぎりである。

 

そんな中、アンコールでは
ジョン・レノンの"Happy Xmas (War is over)"のカバーを披露。
98年の東京ドーム公演以来のカバー。クリスマス感が出て来ました。

更に隠れた名曲"BREATHE"も披露。このような優しい歌はクリスマスにもってこいだなと。

 

しかし挑戦的な部分も垣間見え、
アンコールで"Metamorphosis"を持ってくるのは本当にアツイ。誰もが穏やかなアンコールだなと思っていたはずだ。
続く"PRECIOUS…"に会場は更に盛り上がる。

 

熱気に包まれた横浜公演。
"WISH"で終わるのではなく"Grace"で大団円を迎えるのもアルバムツアーな感じがして良かった。

 

前回のさいたまと比べて、オーディエンスの盛り上がりも含めて良い印象だった横浜アリーナ公演。
ですが、"VAMPIRE'S TALK"を披露したさいたま公演もおおっとなったため、2日行って完結する公演のような気がした。

何はともあれ、やっぱりLUNA SEAのライブは楽しいということを再確認した。(結論はこれ)

 

そして、このツアーのファイナルは3/14 大阪城ホールということが発表された。
さらなる楽曲の進化を期待して、ぜひ参加しようと思う。

 

文:Shun

 

おまけ

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LUNATIC BARたるものが限定オープンしていたので呑んでみました。

思ったよりも美味しかったので、またあれば呑んでみようと思う。

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完飲。笑

 

 

A WILL

A WILL

 

 

 

LUNA SEA THE LUNATIC TOUR 3年ぶりのさいたま、ツアー後半戦開始。

ロック ライブ V系

半年ぶりのLUNA SEA行ってきました。

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さいたまスーパーアリーナLUNA SEAがライブをやるのは3年ぶり。

以前から発表されていた本公演と横浜アリーナ公演は結局ホールツアーの中の一貫として組み込まれるような日程になりました。


会場に着くとグッズの長蛇の列。
どうやらツアー後半戦から新たなグッズが出ている模様。
並ぶことがあまり得意ではない(気合入れろ)
ちゃっちゃか会場内に入ったゆとりマンは久々に開演前にゆっくりしてた気が。

 

ライブは約15分押しで開演。
と言っても16時開演なのでそれほど気にしていなかったものの…今日のライブは前半部分は観ていて雰囲気が悪かった。

(代々木の押し方に比べれば本当に誤差の範囲か…遠征組には厳しかったと聞いていたので。だが、開演前にみんな急がず中で歩いてるのはいささか押すとわかってても…
会場整備の人たちのことも考えないとダメですよ…汗)


SEの月光からノリが悪いのか立たない人多く、
"gravity"までは定番すぎるのがあれなのか歓声も何もなくシーンとした光景が広がっていました。
ビール持ちながらふざけてる人もいてあれは退場にするべきだった。(飲むのはいいけど、場所考えろよ〜って話です)

演奏や表情でメンバーも多少イラっとしてるのかなあと思う部分もあった。
アリーナ規模でシーンとなるのはなんだか残念。

 

マンネリ化してる最近のセットリストなので仕方ないのかもしれないが…
だが、LUNA SEA
いい意味でも悪い意味でもいつもこのバンドは期待を裏切ってくる。

 

まさかの"VAMPIRE'S TALK"披露。
1992年発売のアルバム『IMAGE』に収録されている楽曲で俗にいうレア曲。
驚きすぎて思わずポカーンってしてしまいました。

 

一昨年の大阪城ホールでいきなり"THE SLAIN"を披露した時と同じ気持ちに。

狂気に満ち溢れていた。この時代の曲を今再録したら本当にすごいのが出来るんじゃないだろうかと思います。
LUNA SEAやるなあと改めて痛感せざるを得なかった。

 

今回はSUGIZOのバイオリンとINORANのアコギセッションもありまして、

この二人の絡みは本当に聴いてて楽しい。

まさに対極の二人。今回のツアーの新たな試みでしょうか。

2013年の武道館の時にも少しだけギターソロみたいなのはありましたが、

バイオリンは無かったので。


ツアーで参加した、長野でもバイオリンソロいいなと思ってたので

個人的にはまた観れてよかった。

 

そして、LUNA SEAのライブには欠かせない真矢のドラムソロ。
久々でかい音のドラム聴きました。耳痛い。笑
会場のボルテージと一体にまとまる瞬間。
(ほんと、序盤の嫌な雰囲気はこの辺で無くなって来たという感じ。)

 

続く"Dejavu"で、LUNA SEAのライブっぽくなってきました。
定番曲といえど頭が振れる曲は楽しい。

 

ニューアルバムのスピードチューン
"Metamorphosis"
プログレハードなこの楽曲。

ちゃんとライブでも真矢はツーバスドコドコ。SUGIZOは速弾き。

間違いなく見所の一つ。

 

"ROSIER"では、とある事件が発生しますが、それは後述するとして、
本編最後は"absorb"。
個人的には昨年発売のアルバムは好きなので

アルバム曲は演奏してくれてすごい嬉しい。
あの重苦しくもダレないのがLUNA SEAのグルーヴ感。

 

さて、アンコールですが
MCにてJが"ROSIER"でマイクスタンドを投げた時に

後ろのモニターを破壊するロックスターっぷりを報告。これが前述の事件。
(「また新たな伝説つくったじぇー!!!」ってマジカーwww)

 

また、真矢のフリから始まった

「I love you ok!!!」

を全員がノリノリで叫ぶという。最近のMCは笑いに満ち溢れている。
メンバーの仲の良さは今は本当にいいんだなと実感。

その明るいノリのまま"WISH"でライブは幕を閉じた。


今日は前半で述べた通り、私のいる位置が悪すぎであったと思う。
せっかくのツアー後半戦の始まりなのに。
楽しい部分もちろんあった。
セットリストなんて定番もあったけどアルバム曲多いし今のLUNA SEAって感じで満足!

やはり、
LUNA SEAをやることが当たり前になってきている分

忘れかけてる部分、いつ止まるかわからない。
感じ方は人それぞれですが…

2日後
横浜アリーナどうなるのか。
もっと盛り上がって欲しい。

 

文:Shun

 

 

A WILL

A WILL

 

 

二軍とはもう言わせない。乃木坂アンダー有明に立つ。

アイドル ライブ

10月に六本木ブルーシアターで全18回公演行われた

アイドルグループ乃木坂46のアンダーメンバーによる

アンダーライブ2ndシーズンのファイナルが有明コロシアムにて開催された。

 

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800人のブルーシアターから

8,000人の有明コロシアムへ。

 

メンバーはもちろん不安だったはずである。

10倍のキャパシティを埋めるということ。

しかもメディアなどに露出する選抜メンバーではなく

アンダーと言われる彼女たちが。

 

少しアンダーライブについて振り返ってみたいと思う。

今回の有明コロシアムのタイトルにもなっている

六本木のブルーシアターで行われたアンダーライブ2ndシーズンは

全日程熱狂のうちに幕を閉じた。

箱の小ささも相まって妙な一体感。

そして、メンバー一人一人の表情がわかるほどの距離感がそこには存在した。

 

アイドルは一緒に成長することにファンは重きを置いている方は多いはずだ。

それを身をもって体験できたのがこのアンダーライブ2ndシーズンであった。

 

選抜を超える

これが観ている側としては彼女たちにはあったように思える。

元々専用劇場を持たない乃木坂46にライブ力は

若干他のアイドルグループに劣るものを感じてしまうのは

仕方ないのではないかと今年の初めまでは思っていた。

 

冠番組の「乃木坂って、どこ?」にも出演できるメンバーは限られており

なかなか日の目を見ないアンダー。そんな彼女たちに転機が訪れたのは今年の春。

4月に幕張メッセで行われる全国握手会の後にアンダーメンバーだけでライブが行われることが決定したのである。

この前後には中心メンバーの生駒里奈AKB48へ、SKE48松井玲奈乃木坂46

交換留学という形でグループを兼任することになるなど、

グループ全体としても大きな転機を迎えている最中に行われた。

 

このライブは決して満員で行われたものではない。

また、楽天カードとのコラボ企画という招待制で行われたものである。

その後も5月にSHIBUYA O-EASTポートメッセなごやにアンダーライブが行われた。

こちらは8thシングル"気づいたら片想い"に封入されたいる応募券による抽選にて行われた。

このアンダーライブで星野みなみ

 

「いつかアンダーで武道館やりたい!」

 

と述べていたのが強く印象に残っている。

 

ライブはやはりアリーナクラスでやるど派手な演出もいいが

ライヴハウスで行う熱狂もまた気持ちがいいものである。

汗水気にせず声援を送る、拳を上げるということ。

ライブが持つ体で感じる熱さが出てきたのはこのO-EASTの公演からだろう。

少なくとも私はそう思う。

だが、まだまだ熱狂が浸透するには早かった。

6月末から7月にかけて行われたアンダーライブのチケットは余りがあったくらいである。

メンバーが悪いのではないがまだその熱狂は一部にしか浸透していなかった。

 

その流れで開催されたアンダーライブ2ndシーズン。

約2週間の長丁場となる公演だ。

メンバーのやる気は今までとは違ったのである。

上にも述べたように本気でぶつかり合うライブ内容で、評判が口コミですぐ広がり

六本木での千秋楽ではチケットを求める人であふれたほどである。

 

そして、今回。

ファイナル公演として有明コロシアムの舞台が用意された。

ここまでの道のり、1年もないのである。まさに破竹の勢い。

決して大々的なプロモーションによって得た人気ではなく彼女たち自身の努力で得たここまでの道のり。

一人の生き証人として見逃すわけにはいかなかった。

 

しかし、

会場全体には開演前から色とりどりのサイリウムが会場を埋め尽くしていた。

真冬の有明コロシアムには全国からたくさんのファンが集っていたことの証である。

 

影アナで会場のボルテージはどんどんと上がっていく

"Nogizaka Overture"から披露された

一曲目はもちろんアンダラ2ndシーズン不動の最初を飾ってきた

"あの日 僕は咄嗟に嘘をついた"

この曲でのセンターを張る井上小百合

人一倍の努力家として評判の彼女。

自身のパフォーマンスにも決意がにじみ出ていた10月の公演。

そこはアリーナ規模になろうと揺るぎはしない。

 

その後もアンダーライブを盛り上げてきた定番曲が続き

最初のMCで発表された今回の目玉企画。

「全員センター大抽選会」

なんと言うことだ。一人一人スポットライトが当たる企画が行われるとは。

アンダーライブは前列だけで成っているものではない。

全員で作り上げているもの。2ndシーズンの総決算がこの企画のような気もする。

 

"春のメロディー"でセンターを務めた寺田蘭世

彼女は以前から乃木坂のセンターを張りたいと公言してきたメンバーである。

堂々とパフォーマンスをする姿に胸を打たれた。

夢が叶う瞬間とはこのようなことを指すのだろうか。

 

ライブは着々と進んでいく。

やはり、そこは18公演駆け抜けたメンバー。

みなさんの成長が本当に感じられる。

それは六本木で観たからこそ感じることができるのかもしれない。

いや、有明で初めて観たものにもきっとその熱意は伝わっているはずだ。

 

"夏のFree & Easy"でセンターを務めた斎藤飛鳥。

若干恥ずかしがり屋の面がある彼女。

 

「お前ら、声小さいなー!!!」

 

照れながらもSっ気のある煽りで会場は更にヒートアップ。

"音が出ないギター"でセンターを務めた川村真洋

ほんわかした関西弁のしゃべりが特徴で”ろってぃー"の愛称で親しまれる彼女だが

圧倒的な歌唱力、ダンスのキレはグループ内随一。

完成度は他を圧倒していた。

 

そしてクリスマス企画第二弾といわんばかりに行われたのは、

ミュージカル風の寸劇。

ノンストップでライブを行ってきてようやく一息と言ったところである。

 

途中のMCでコントを行うというのは

6~7月に行われたアンダーライブでも行われていた。

その時は5月に行われた

「16人のプリンシパル trois」

における第一部に行われるコントをアレンジして行うというものであった。

 

今回はオリジナルのストーリーで展開。

笑いもあり穏やかなムードのまま、

センター企画はまだまだ続いていく。

後半部も大いに盛り上がりみせた。

 

ひめたんビームでおなじみの中元日芽香

"ロマンスのスタート"でセンターを務めたがアイドルらしい楽曲に、

甘えん坊キャラでありながらもパフォーマンスに手を抜かない彼女にはふさわしい楽曲。

ピンク色のサイリウムが会場内を埋め尽くした。

 

アンダーメンバー最年長の新内眞衣がセンターで披露した"君の名は希望"。

イントロ部で彼女はこのように語った。

 

「21歳で乃木坂46に入り、アイドルとしては遅いデビューなのにこんな私をいつも応援していただきありがとうございます。」

 

彼女の夢みていた景色がそこには広がっていたのかもしれない。

 

本編ラストの曲はメンバーが口節に大切だと述べている

"初恋の人を今でも"

アンダーライブで披露して大きく成長した曲の一つといえる。

駆け抜けたこの時間を噛み締めてるメンバーたちの目には涙が浮かんでいた。

 

アンコールでは

アンダーライブにおいて欠かせない"13日の金曜日"が披露された。

ド定番曲とあり、ファンとの掛け合いもばっちりであった。

 

最後のMCでも涙ぐむメンバーは多数見受けられた。

 

一人一人が本気で向き合って作り上げてきたアンダーライブ2ndシーズン。

10月には結成からグループを支えてきた伊藤寧々の卒業もあり

メンバーにとってもファンにとってもメモリアルである

濃いライブ期間であったことは間違いない。

そんなアンダーライブも今日でファイナルを迎えたのだ。

 

そして最後の曲"乃木坂の詩"

会場全体がパープルのサイリウム一色に。

 

「乃木詩では会場を紫に染めたい!」

と何度も言っていた永島聖羅の夢が叶った瞬間。

この歌の歌詞にある

「正面を見ろ 後ろを向くな」

彼女たちのここまでの道のりでもあり、これからの道のりでもある。

 

曲が終了してメンバーが捌けても会場はWアンコールの声が鳴り止まなかった。

再登場したメンバーは

 

「私たちもすごい楽しくて、もう一曲やりたいんですけど…9時までしか音出せないんです泣

けれども、たくさんの方に来ていただき本当にありがとうございました!」永島聖羅

 

怒濤のアンダーライブを駆け抜けた彼女たちは新たな道へと踏み出したのである。

 

文:Shun