LIVE goes on

主にライブの感想をブログに書いてます。便宜上敬称略で文章は書いております。

LUNACY 〜the Holy Night〜

「今夜は思いっきり、あーそびーましょ」RYUICHI

 

水道橋駅からいや、それまでにもだったのだが、黒い人がとにかく多かった。

そりゃそうだ、ドーム規模なのにドレスコードが決まっているライブ。なおかつ無料。
前代未聞のLUNA SEA黒服限定ライブが12月25日東京ドームで行われた。

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チケットはもちろん超がつくプレミア。
なんとか手に入れて観ることができた。

もちろん、1人1枚なので開演前のガヤガヤ感もなく、黒い服の人しかいないためもはや葬式とも変わらないような雰囲気が漂っていた。

 

会場が暗転するとモーツァルトのレクイエムと共に聖歌隊が登場。ものものしい雰囲気の中、フードを被った5人が現れた。

フードを取ると、髪を逆立てたRYUICHIやメイクの濃い真矢、INORAN
とまあ、初期スタイルで5人が登場し、会場はどよめきが走る。

 

1曲目は"FATE"。
アルバム『LUNA SEA』の1曲目を飾る同曲だが、まさに狂気の時間が始まるそんな気がした。

 

「真剣に遊ぼうぜ!」RYUICHI

 

その後も"MECHANICAL DANCE"、"Image"、"BRANCH ROAD"といった初期ナンバーを立て続けに畳み掛けてくる。
無料でこんなにもコア中のコアをついてくるようなセットリスト展開。ノリできた人はきっと度肝を抜かれたことだろう。(というか、棒立ちだったのでは…)

 

しかし、披露されるのがどれもアルバムでしか聞いたことのない楽曲ばかり。
しかも、録音環境が決していいとはいえなかったり、演奏がまだ未熟な時の楽曲たちが
20年を超え、音のものすごい説得力と大人の妖艶さを加え進化していた。
これはライブに行った人全員が感じたのではないだろうか。


前日とは打って変わって、RYUICHIのボーカルが何よりも狂っていた。
中盤で披露された"SEARCH FOR REASON"では声を荒らげるロングシャウトを披露。まさにLUNACY=狂気。
この人の表現力恐るべし。昨日はバラードを歌っていたような人だというのに…

 

もちろん、他のメンバーも物凄くアグレッシブ。
INORANは動き回るし、
SUGIZOなんて"BLUE TRANSPARENCY"でヘドバンしまくりであった。

 

後半戦は"SHADE"、"CHESS"と激がつくであろうLUNA SEAの狂気面が更に昇華していた時間。RYUICHIは先程以上に吠える。
Jのうねるベースラインは更にその妖しさを演出したようにも思える。

 

しかも、本編の最後は"NIGHTMARE"が披露された。
初期のデモテープにのみ収録されているレア曲だ。
今でこそYouTubeのような場所に、bootlegとして流出してはいるものの、ライブでやるなんてまさかである。
中盤の"SUSPICOUS"と共にデモ音源が2曲も披露されるなんて、パンク過ぎるし、無料でやり過ぎだ全く。

そのようにして、あっという間に狂気の時間は終わり告げた。


「コンピューターを止めてしまいました。またやっちまったよ、LUNA SEA。」RYUICHI

 

アンコールではこんな和やかなMCをしていたが、応募は50万通であったらしい…
そんな奇跡の無料ライブも"MOTHER"で幕を閉じた。(締めはやっぱ"WISH"がよかったなとか思いつつ…)

 

何よりも20年以上封印されていたような楽曲が飛び出した今日のライブ。
また遊びにやってくるのかはわからないが、その時は間違いなく狂気に満ち溢れた熱狂が巻き起こるのではないだろうか。

 

LUNA SEAの復活劇は年末のカウントダウン神戸まで続くが、間違いなく最高のライブを彼らは魅せてくれた。LUNA SEAはライブバンドだ。
これからも、音楽シーンに一石を投じてほしい。そう思える2日間だった。

 

文:Shun

 

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