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LIVE goes on

主にライブの感想をブログに書いてます。便宜上敬称略で文章は書いております。

LUNATIC FEST. 狂おしき2日間~後編~

LUNA SEA主宰のロックフェス
"LUNATIC FEST."に行ってきました。

 

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「狂おしき、史上最凶のFES.」

という謳い文句である今回のフェス。

普段フェスに出ないようなバンドが多数出演するとあり注目度が非常に高いイベント。
ただの90年代V系懐古と思うなかれ、
今を彩るバンドも多数出演。

長時間に及ぶものでしたので観たバンドを中心に軽く振り返りつつ記事を1日目と2日目に分けて感想を書きたいと思う。この記事は2日目編。

 

s-hrhm.hatenablog.com

 


6/28 DAY2
出演者順に
LUNACY,凜として時雨,ROTTENGRAFFTY,minus,AION,KA.F.KA,MUCC,[Alexandros],GLAY,D'ERLANGER,BUCK-TICK,LUNA SEA

多少の疲労感も残りながらも頑張って気合いを入れるー!!!!と始まった2日目。
最後は笑顔が待っていた。


○LUNACY
前日同様オープニングはLUNACYからスタート。
前日のLUNA SEAの際のRYUICHIの声が本当にしんどそうだったのがとても心配だったが、そんなことは吹っ飛ぶような吠えっぷり。(この人やっぱり人間ではない)

 


凛として時雨
X JAPANLUNA SEAをこよなく敬愛するドラマー、ピエール中野が在籍するバンド。
なによりもテクニカルな演奏が魅力。狂気さがそこに現れているのが特徴。

TKの最後の吠えっぷりも狂いっぷりも最高であった。
2組連続で吠えてばかりだ。まだ昼前だというのに…
何よりもモニターも使わず音と光だけで勝負してきたところ。最高だ。


○ROTTENGRAFFTY
ライヴハウスが似合うバンドだなあと個人的な印象。
"THIS WORLDではJが乱入し更に熱狂に拍車。

拳を突き上げたくなる楽曲が多かった。
"金色グラフティー"の盛り上がり方も箱の中にいるような密集具合で、ライブバンド然としていた。

ここで少し小休止。
お昼ご飯を食べなくてはならない。前日に痛感した。ご飯と水が人間には1番大事だと!!!


minus(-)
ニューウェーブ、トランスと表現するのが正しいのか、普段ロック畑にいる私にはとても新鮮に映る。

途中のダンスといい、観た人は間違いなく印象に残ったであろうこのユニット。
SOFT BALLETも異彩なグループだが更にそれを昇華させたこのユニット。面白い。
実に不思議な時間だった。


○AION
開演前ベースのローディーとしてJさんが登場。
以前AIONのローディーを務めていたJさん。
前日からこういう細かい演出がニクい。
ライブの方は
フェスに全曲新曲というベテランバンドなのに挑戦的な内容。
ボーカルのNOVの声量も圧倒的。しかもただ吠えるだけではなく、聴かせるところはあるがっちり聴かせてくるところがベテランのスキルを感じざるを得なかった。

IZUMIの超絶ギターも流麗で音が爆発とはこれのことで無いかと。
2日間でもっと聴きてえと本音が思わず漏れたのはこのAIONなのは間違いない。


○KA.F.KA
土屋昌巳を中心に結成された"新人"バンド。
新人バンドは名ばかりで
ウエノコウジ(the HIATUS)、宮上元克(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)、森岡賢(ex.SOFT BALLET)と錚々たるベテランの集まり。森岡氏はminus(-)にも出演しており本日大忙し。

何やりもこのバンド、表現力が桁違い。
ボーカル"Issay"のゴシック感。
楽曲のインダストリアルな雰囲気は2日間の出演者の中では異色の存在であった。
SUGIZOが途中でてきてJoy Divisionの"Transmission"をカバー。(あり得ん、豪華すぎる。)

初見なのにAIONに続き引き込まれてしまった。世界観はこちらの方がマニアックであるが。
フェスはこういうことがあるからおもろしろいのだけども。


MUCC
個人的にライブが大好きなバンドだが
実に4年ぶりくらいに観る。時が経つのは早い。
近年の彼らは電子音を取り入れたりと新たな道を切り開いているようだが、むしろそのオルタナティヴ感が以前の暗い印象を取っ払って誰しもが楽しめるバンドになりつつある。

それでもライブのテンションの高さは随一。ここが変わってなくて安心した。

"蘭鋳"では本日初のモッシュが発生。
フェスなのに全員を座らせ、SATOちのカウントで一斉にジャンプさせる定番のノリももちろん披露。これがこの曲の1番楽しいところである。

「お前らの顔 全員覚えて帰るからな!
このMC言うの2回目!1回目はムックのファーストライブ!

一つわかったことがあるおれは全員の顔覚えられない!笑
だから、ムックというバンド名だけでも覚えて帰ってください!」達瑯

RYUICHIの伝説のMCフレーズを使って大満足な逹瑯の表情は凛々しかった。

実はこのMCに関するムックのおもしろエピソードが存在する。
インディーズ時代にライブでこのMCを真似した時に
観客からやめてーと悲鳴があったとか無かったとか。
今回は悲鳴ではなく間違いなく、笑いだった。(それでいいのか?!)


○[Alexandros]
武道館クラスを埋める実力派バンド。
1度観てみたかったので(っていうバンドばかりだけど)
"starrrrrrr"のような
[Champagne]時代の楽曲も披露してくれたことが個人的にはなりよりも有り難かった。
正統派ブリティッシュロックのエッセンスを持ちつつも現代のデジタル要素をとりいれているところが彼らの楽曲の聴きやすさと心地よさ。
そして、何よりもボーカルの川上洋平、上手い。高音を外さないところが安心して聴いていられる。

"ワタリドリ"はこれからも名曲として残る一曲として太鼓判を私は押したい。
ああいう大仰なアンセムがロックバンドにはやっぱり必要だ。

小ネタはMCで
LUNA SEAに初めて触れたのは小学生の時です!」と言っていたこと。
同じだ。だが、私が触れた時は既に彼らは幕を下ろしていたが…やはり今、この時が奇跡だ。


GLAY
東京ドーム2days以来のGLAYスタンディングで観るのは実は初だ。
HISASHIとJIROがステージを動くたびに客が右往左往にモッシュする感じがなんともスタンディング感満載だった。

何よりも、一曲目はまさかの"HEAVY GAUGE"
こんなの、いつ以来のフル披露かぐらいの。どちらかといえばマニアックな楽曲の一つ。
勝負を仕掛けてきたなという印象を受けたがやはりGLAYはライブでこそ爆発するバンド。

"誘惑"、"口唇"、"月に祈る"、"彼女の"Modern..."といったライヴでの鉄板アッパーチューンを緩急なく畳み掛けるセットリスト。柵の近くというかなり前の方いたためにしんどさもあったが何よりも楽しいと思えた。
中盤ではLUNA SEAの"SHADE"をカバーしたり、HISASHIが"JESUS"のワンフレーズを弾いたりと先輩をリスペクトしつつも遊び心を忘れないのがGLAYの良いところだ。

大きなお姉さんに裏拳を食らって(マジ話)
割とまともに死にそうになった私はここで戦線離脱し後ろの方へ。

 


○D'ERLANGER

「何百人じゃないよね…何千…なんでもないよね。何…万人だよね!!!幕張!!!」 KYO

伝説のバンド、デランジェ
kyoのボーカルは色気があって、SHEELAのベースはうねりまくる。
妖艶さだけではなく、CIPHERのタイトなギターとTETSUのパワフルなドラミングが独特のノリを作り出している、まさに唯一無二な演奏を魅せられた。

私もINORAN経由でD'ERLANGERを知ったクチであり、アルバム"LA VIE EN ROSE"は擦り切れるほどに聴いたが、ライブを観るのは初見で興奮を抑えきれなかった。

途中"やはり"INORANが登場し、"LA VIE EN ROSE"ではWギターでセッション。
ファン垂涎もの。何よりもINORANの笑顔が羨ましい。これぞ、企画会社のフェスではなく、バンド主催フェスの良い意味での緩さである。


BUCK-TICK
イメージというかとっつきづらさから曲は数曲しか知らないという状況で観た彼らのステージ。

とても衝撃を受けた。
まず、"惡の華"や"スピード"と言ったヒット曲でドカンと盛り上げるのではなく、今現在の彼らの姿をまざまざと魅せつけるかのような重厚なステージング。
バックの映像と奏でる音のシンクロで観るものをBUCK-TICKの世界へと一気に引きこんでいったのに圧巻であった。

途中"ICONOCLASM"ではJが出てきてセッション。この曲のトリッキーなリフはクセになる。
完全に重低音どころか自分の全てがバクチクであった。

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(これこれ)


ラストの楽曲"無題"
タイトルに相応しく、そこは宇宙的とでもいうのだろうか、幕張メッセという場所を忘れさせるような、妖艶な櫻井敦司のボーカル。
シャウト、クリーンボイスも全て魔界から来たかのような雰囲気を持つ彼の声は是非とももう一度聴きに行きたい。

ここまでで5分押しという素晴らしいスケジューリングできたが、ついにここから(案の定)30分以上押してしまう。(そんなことはどうでも…よくない。翌日は平日…)


LUNA SEA
前日のレポを読んでくださった方は分かると思うが、RYUICHIの喉はもはや、崩壊寸前というところまできていたはずだ…
朝も思ったが、やはりここでも彼はプロとしてやり遂げてしまった。

しかも、
1曲目からセットリストもガラッと変えてきた。
"DESIRE"、"TRUE BLUE"とヒットナンバーを盛り込んできたのはやはりデカイ。初めて観た人でも盛り上がらざるを得ない。

前日に続きhide楽曲カバーもあり、更に曲目は"ROCKET DIVE"を披露した。
きっと、満身創痍だったはずだ、もちろんRYUICHIだけではなく、他のメンバーも。
観ているだけでその心意気に否が応でも応えたくなる。
そんな渾身のステージは"ROSIER"でLUNA SEAの本編は幕を閉じた。


○ENCORE
前日に引き続き、残っている出演者が出て来て"BELIEVE"をセッション。
前日がレジェンドの集まりだとしたら、今日はLUNA SEAを慕う者の集まりのような雰囲気がステージから感じられた
特に逹瑯は目一杯の笑顔で歌っていたし、ソロはもちろんといわんばかりに堂々とHISASHIが弾いてたし、ピエール中野はドラムを叩くのではなく、スティック振り回しながら煽ってるわで、如何にも祭りのような雰囲気であった。皆が楽しそうであればやはり観ている方も自然と楽しくなってしまう。
そして、
全力の「I Wish!!!」幕張メッセにこだまし、2日間の狂おしき、奇跡のFESは幕を閉じた。


○あとがき
3/14に大阪城ホールでこのフェスの開催が発表されてからあっという間の3ヶ月。
構想自体は数年前からあったらしく、実現までに多大な時間を要したが、間違いなく、狂乱の宴であったことに間違いはない。

特に私みたいな世代がズレている音楽ファンには堪らない豪華布陣であり、普段フェスに出演しないようなアーティストまで出演したりといろいろな発見があったフェスであった。
また、このような奇跡の宴が来ることを願う。

文:Shun