LIVE goes on

主にライブの感想をブログに書いてます。便宜上敬称略で文章は書いております。

LUNATIC FEST. 狂おしき2日間~前編~

LUNA SEA主宰のロックフェス
"LUNATIC FEST."に行ってきました。

 

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「狂おしき、史上最凶のFES.」

という謳い文句である今回のフェス。

普段フェスに出ないようなバンドが多数出演するとあり注目度が非常に高いイベント。
ただの90年代V系懐古と思うなかれ、
今を彩るバンドも多数出演。

長時間に及ぶものでしたので観たバンドを中心に軽く振り返りつつ記事を1日目と2日目に分けて感想を書きたいと思う。この記事は初日編。

 

s-hrhm.hatenablog.com

 


6/27 DAY1

出演順に
LUNACY,9mm Parabellum Bullet,the telephones,TOKYO YANKEES,coldrain,LADIES ROOM,SIAM SHADE,Fear,and Loathing in Las Vegas,DIR EN GREY,DEAD END,X JAPAN,LUNA SEA

エクスタシー…ギラギラ感…

○LUNACY
LUNA SEAがインディーズの頃に名乗っていたバンド名。
つまり、ビジュアル的には一般人が想像するあのV系の姿の時代のメイクで登場。
特にINORANは近年のhyde(L'Arc〜en〜Ciel)のようなドレッドスタイルで登場し会場にどよめきが。

"CHESS"や"MECHANICAL DANCE"
というような初期楽曲が披露され会場はまだ11時だというのに熱狂の渦に。

ここから2日間体力もつのかと心配になるほどだ。

このフェスに参加して自分の体力の衰えひしひしと感じたことがある。
中学生の時とか5時間ぶっ通しでスタンディングいても水とかいらなかったのにとか思いながら…


9mm Parabellum Bullet
武道館や横アリをも埋める人気バンド。
多数のフェスにも出演しているライブバンドである。私は初見。
一曲目の"Discommunication"からモッシュが発生。何度もいう、まだ11時台…

また途中"Cold Edge"ではJが飛び入り参加。
こういうのも主催フェスならでは。大変な盛り上がりでした。(まだ2組目だぞ…)


the telephones
今年のさいたまスーパーアリーナ公演で活動休止ということで観ておこうと思った1組。
ダンスロックというのが正しいのか、ビールを飲みながら(まだ昼間だが)観ているのが非常に楽しかった。あのようなジャンルのバンドももっとあってもいいなと。


○TOKYO YANKEES
本日最初のエクスタシー軍団。

本日の出演者で
セックス、ドラッグ、ロックンロールが似合うのはこのバンドではないかと。
"Ace of Spades"なんてこの男臭いバンドがやるからこそ熱いものがあった。
途中でPATA(X JAPAN)も登場し、ハードロックな時間が展開された。
自分がMOON STAGE側に居たとは思えないくらいには音圧があった印象。


○coldrain
海外でも活躍するバンド。
1番最初のアルバムを聴いたことがあるくらいで最近はノータッチだったが
今回の1曲目の
"THE REVELATION"を聴いた時に
グルーヴ感、ノリが更にスマートになっておりビックリした。ゴリゴリというよりはどこかに賢さを感じるのが彼らの音。

ある意味デカイ収穫。こちらも遠目に観ていたため、もっと前で見ればよかったかなと思わされた。

 


○LADIES ROOM
またまたエクスタシー軍団。
百太郎の色気が抜きん出ているところが何よりも凄い。声も衰えていない。
ロックボーカリストは喉を壊しやすいが、この現役感は凄い。

1曲目が"Anarchy in the UK"というのがまた無敵バンド*1を彷彿とさせる。


ベースのGEORGEもどっしりと構えベースをかき鳴らしているところに貫禄を感じた。
しかし、このGEORGE、後ほど大暴れします…
途中でRYUICHIが出てきて"酒と泪と男と女"を披露。大人の2人が歌うことによってさらなる色気を発していた。


SIAM SHADE
90年代を駆け抜けたバンドの一つ。

技術で魅せるバンドという前評判通り、流石の安定感。
正直、曲は"1/3の純情な感情"くらいしかわからなかったのだが(ごめんなさい)
DAITAのギターが生で観れたのでそれで満足。上手かった。
真矢が途中で乱入して1/3のさわりだけ歌っていくのは面白しかった。
この乱入の緩さ加減は真矢ならでは。


Fear, and Loathing in Las Vegas
今回のフェスにおいて最年少のグループ。
実はアルバム何枚か持ってたりする…
エモスクリーモというジャンルに入るのでしょうか。
エレクトロなピコピコ音とギターのサウンド、ツインボーカルが特徴的。今勢いがあるバンドの一つ。

中々ないスタイルのツインボーカルパフォーマンスは一際目立っていたように見え、とてま新鮮に映った。


DIR EN GREY
今や日本を飛び出し世界にコアなファンを増やしつつある彼ら。
一度ハマったら抜けられない世界観が彼らの最大の持ち味。

最新アルバム"ARCHE"の曲が多いものの独自の世界観を持ったライブステージはここまでの出演者を圧倒するものがあった。流石は場数が違う。
MVも地上波では流せないほどのグロテスクなものが多いが、"朔"の時にはバリバリ流れていてその世界観に拍車をかけていた。

"激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇"や"羅刹国"といった激しい楽曲ももちろん
途中SUGIZOがヴァイオリンで途中参加した"空谷の跫音"こそ、彼らの世界観を見事に表現できる最高のステージング。闇、浮遊感、幻想感。この楽曲に全てが詰まっていたように感じた。
とはいえSUGIZO、ここからX、LUNA SEAと続くはずなのに…

ちなみに小ネタとしてToshiyaのベースにWUMFと書いてあったのにニヤリ。(流石はJスレ)


○DEAD END
レジェンドのパフォーマンス。もちろん初見である。
鬼気迫るMORRIEのボーカルがいかに後輩バンドに影響を受けていたかがよくわかる。
あとは、オーラと色気がすごい印象を受けた。先ほどのLADIES ROOMの百太郎と同じように皆さんいい意味でエロい。

途中でRYUICHISUGIZOが飛び入り参加して一番の名曲と名高い"SERAFINE"を披露。
DEAD ENDのベスト盤を以前に借りた時に一番気に入った曲を聴けたのはラッキーだった。あの大空を飛んでいるかのような世界観がすごい好みである。
それにしても、SUGIZOまさかの4ステージ連続出演。大丈夫なのか…


X JAPAN
ここまで5分ほどの押しで進行するというフェスとしては異例のスケジュール通りに進んでいたが、大方の予想通りここで大崩壊。
客電落ちてもまだかまだかと焦らしてくるところが彼ららしい。まあ、ほとんどの人は慣れているか…

だが、いざ出てきたら圧倒的なオーラを放って押してるとかどうでもよくなってしまう空気感(いや、まあよくはないのだけども)

"Rusty Nail"のイントロの電子音だけでキター!感が出てくるのも飼いならされてる証拠なのか…?いや、それでもいいさ。

"紅"のような誰もが知っていて歌える曲があるバンドはやはりフェスでは強いなとも改めて思えてしまった。自然発生的な大合唱がまさにライブ感がある。

さらに特筆すべきトピックは
中盤で新曲"Kiss the sky"のレコーディングをやってしまうなんて、彼らくらいだきっと。前代未聞過ぎる…く、狂ってる…(尚更アルバムを早く出して頂きたい)

"X"では久々にHIDEの

「跳べ!跳べ!跳べ!跳べ!跳べ!」

の映像が流れ、会場のボルテージも最高潮に。改めてHIDEは偉大だなと感じた瞬間。

あっという間に"無敵"な時間は過ぎ去っていったが
X JAPANが終わった時点で終了予定の15分くらい前で、会場にはチラホラと帰る人も居たので、一気に現実を見ることに。ホテルを取っておいてとよかったと思う。真面目に。


LUNA SEA
さて、いよいよ主催の登場です。
ちなみに、(当たり前のように)30分ほど押してスタート。
ここにいる人たちはもはや後の時間は気にしてないか諦めた人が大半ではあった…はずだ。(いや、諦めた人は泣いてるよ…)

SE"月光"が流れて"LOVELESS"からスタート。
前回のツアーでは"Anthem of Light"や"Dejavu"からスタートすることが多く"LOVELESS"スタートは久しぶり。やはり、この楽曲が最初には相応しい。

ただ、RYUICHIの喉の調子が
冷凍庫にいても倒れなかった人が
武道館で全曲披露ライブを行った人

本人曰く
「最初から大声を出しすぎた」らしいが、あんなに苦しそうに歌い上げるRYUICHIを観るのは初めて驚いた。
彼も人間なんだなと(どんなやつだと思っていたのか)

次の日に得た情報では
喉は出血しており、本当は歌えるような状況ではなかったらしい。
プロ意識というのか、意地というのか…歌からは魂を感じた。

中盤ではHIDEのカバーで"ピンクスパイダー"を披露した際には会場は悲鳴にも似た歓声。
誰しもがトリビュートでカバーした"SCANNER"をやると思ったらあの有名なイントロが流れてきてビッグサプライズ。

「HIDEさんが後押ししてくれた」

クッサイMCで誤魔化していたがこの曲の時は本当にそのように感じた。苦しそうに歌っていたRYUICHIが表情豊かに歌っていたのだから。奇跡って意外とあるのかもしれない。天からHIDEがパワーを与えていたのはあながち間違いではないくらいこの曲の時は楽しそうであった。

小ネタとしてドラムのサウンドチェックはSIAM SHADE淳士が行う、ニクい演出。真矢さんと彼が師弟関係であるのは有名な話であるが、それを生で見ることになるとは…この演出、ニクい(しつこい)

 


○ENCORE
ここで
終電で帰ろうとしていた人たちにさらなる悲劇?
演奏前のMCではLADIES ROOMのGEROGEが泥酔状態でLUNA SEAの面々を集めるも、グダグダに。(酔ってるから)
また、ここで押してしまいましたが、
この感じがエクスタシーな感じなんだなと。お祭りなんだなと。(そう思うしかない)

LUNA SEAを含め本日の出演者が多数出てきての"PRECIOUS..."をセッション。
MORRIE、Toshl、RYUICHIが一堂に会している姿なんて、もう二度とないのではないか…

そもそもこの3人がボーカルを務めた
DEAD END、X JAPANそしてLUNA SEAは1度は"死んだ"バンドであって、今再び動いていること自体が奇跡。世代ではない私からすれば本当にありがたいフェス。

更にYOSHIKIはHIDEのイエローハートギターを持って登場。盛り上がらないわけがない。

最後はLUNA SEAの5人で"WISH"を披露して1日目は終了。
この時点で1時間以上終了予定を押していたのでお察し。別にいいんだそんなことは。(よくない)

文:Shun

*1:無敵バンド:90〜92年まで開催されていたエクスタシーサミット内において結成されていたセッションバンド。2008年のhide memorial summitにて久々に復活した。